【見通し】(東京市場 株式) 高値更新の米株市場を受けて堅調な展開

2014年06月10日 08:24

東京市場は小高い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15100円-15250円。史上最高値の更新が続く米株市場を背景にリスクオンの流れが広がる一方、テクニカル的には過熱感が強まっており、前日同様に朝方で買い一巡となる可能性があるだろう。10時30分に発表予定の中国5月生産者物価・消費者物価は注目度が高く、結果を見極めるまでは様子見ムードが強まりそうだ。国内では、寄り付き前に5月マネーストック、4月第三次産業活動指数の発表があり、決算ではロックフィールやDR.シーラボなどが予定されている。
 
 9日のNY株式相場は4営業日続伸。 米株は4営業日続伸。底堅い米経済や相次ぐM&A関連報道を受け、買いが優勢となった。ダウ平均は前営業日18.82ドル高の16943.10ドルと3営業日連続で過去最高値を更新して終了した。 NASDAQは前営業日比14.84ポイント高の4336.24ポイントで終了。S&P500は前営業日比1.83ポイント高の1951.27ポイントと4営業日連続で過去最高値を更新して終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ35円高の15165円、ドル建ては40円高の15170円で終えた。