【見通し】(東京市場 株式) 買い優勢も上値の重い展開 中小型株のテーマ物色が中心か

2014年06月06日 08:08

東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15050円-15200円。ECB理事会による追加金融緩和措置が株式市場で好感されているほか、為替市場ではユーロが激しく振れたものの、ドル円に対する影響は今のところ限定的となっている。ただ、週末を迎えて積極的な商いは手掛けにくい状況といえ、今晩発表される米5月雇用統計を見極めたい投資家も多いとみられるため、前日相場よりも薄商いとなる可能性があるだろう。物色の中心は中小型株のテーマ物色となりそうで、ゲーム関連からロボット関連へと日替わりで移行しており、電池関連や3Dプリンタ関連などに波及するか注目したい。
 
 5日のNY株式相場は続伸。ECB理事会による追加金融緩和措置が好感されたほか、米景気回復への期待感が先行した。ダウ平均は前営業日比98.58ドル高の16836.11ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比44.59ポイント高の4296.23ポイント、S&P500は前営業日比12.58ポイント高の1940.46ポイントで終了し、連日で史上最高値を更新した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ100円高の15160円、ドル建ては105円高の15165円で終えた。