【見通し】(東京市場 株式) 買い優勢ながら上値の重い展開 14700円付近でのもみ合いか
2014年06月02日 08:09

東京市場は底堅い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14650円-14750円。米国株式市場は小幅ながらダウ平均とS&P500は過去最高値を更新しており、良好な外部環境が相場の下支えになるだろう。また、1日に発表された中国5月製造業PMIが市場予想を上回り、5カ月ぶり高水準となったこともポジティブといえる。ただ、上値追いには材料が乏しく、CME先物にサヤ寄せした後は小幅なレンジでのもみ合いが想定されよう。日経平均は200日線(14659円)を挟んだ水準での値動きが続いているが、本日も同線付近での推移となりそうだ。寄り付き前に1-3月期法人企業統計、14時に5月新車販売台数の発表があるも、相場への影響は限定的とみられる。
30日のNY株式相場はまちまち。米国の緩やかな景気回復に対する期待が相場を下支えした。ダウ平均とS&P500は過去最高値を更新。ダウ平均は半月ぶりに過去最高値を塗り替え、前営業日比18.43ドル高の16717.17ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比5.33ポイント安い4242.62ポイントで終了。S&P500は前営業日比3.54ポイント高の1923.57ポイントと過去最高値を更新して終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ60円高の14710円、ドル建ては65円高の14715円で終えた。
