【見通し】(東京市場 株式) 買い優勢 円安を背景に輸出関連株が相場をけん引か

2014年09月09日 08:16

東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15750円-15850円。米FRBによる利上げ時期の前倒し観測からドル買いが進み、円相場は1ドル=106円台まで下落。輸出関連株への業績回復期待が高まり、朝方の東京市場は買い先行で始まると想定される。先物価格を勘案すると、日経平均は9月3日に付けた高値(15829円)をが上値メドとして意識される水準か。報道では小売大手の業績観測が出ており、増益見通しのニトリや良品計画、減益見通しのしまむらなどが動意付きそうだ。寄り付き前には7月第三次産業活動指数が発表される。また、8月7・8日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨にも注目が集まりそうだ。
 
8日のNY株式相場はまちまち。米雇用統計をこなして手がかりに乏しい中、原油価格の下落などを受けてエネルギー株が下落。全体の重荷となった。ダウ平均は前営業日比25.94ドル安の17111.42ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比9.39ポイント高の4592.29ポイント、S&P500は前営業日比6.17ポイント安の2001.54ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べて85円高の15805円、ドル建ては85円高の15805円で終えた。
 
 
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