【見通し】(東京市場 株式) 米株高を受けて買い優勢もカタリスト不足から上値は限定的か
2014年06月26日 08:12
東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15250円-15400円。米株高や地政学リスクの後退が市場心理の改善につながるも、上値を追うほどのカタリストとはいえず、朝方の買い戻し一巡後は明日発表される5月の雇用統計を見極めようと商い手控えムードが強まるとみる。中小型株に短期資金が向かいやすい地合いといえるが、前日相場では売買代金首位の日本通信をはじめ、ユーグレナやナノキャリアなどで利益確定売りが出ており、新興市場の中心銘柄よりもボラティリティの高い直近IPO銘柄などに物色の矛先が向かいそうだ。
25日のNY株式相場は反発。地政学リスクの後退やハイテク株の上昇などが投資家の買い安心感につながり、経済指標の悪化をこなした。ダウ平均は前営業日比49.38ドル高の16867.51ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比29.40ポイント高の4379.76ポイント、S&P500は前営業日比9.55ポイント高の1959.53ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ75円高の15335円、ドル建ては100円高の15360円で終えた。