【見通し】(東京市場 株式) 米株高を受けて底堅い展開 週末を前に上値は重いか
2014年06月20日 08:01
東京市場は小じっかりの展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15250円-15450円。小幅ながら上昇した米国市場を受けてリスクオンの流れが続くとみている。前日けん引役となった主力大型株にまとまった買いが入るかが注目される。売買代金2兆円を維持できるかが鍵となるが、終末を前に手仕舞い売りが出ることも想定され、後場にかけては上値の重い展開となりそうだ。テーマ物色は電線地中化関連株が人気化したが、ゲーム関連やロボット関連ほどの力強さはなく、新たな材料株に飛び火する可能性が高いだろう。
19日のNY株式相場はまちまち。緩和的な金融政策の長期化を好感し買いが優勢となる一方、利益確定の動きが上値を押さえた。ダウ平均は前営業日比14.84ドルの16921.46ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比3.51ポイント安の4359.33ポイント、S&P500は前営業日比2.50ポイント高の1959.48ポイントで終了。S&P500は過去最高値を更新した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ35円高の15375円、ドル建ては60円高の15400円で終えた。