【見通し】(東京市場 株式) 底堅い展開 重要イベントを控え買い一巡後は様子見に

2014年06月09日 08:14

東京市場は底堅い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15050円-15200円。米株市場や為替動向、先物価格などを勘案すると、朝方は買いが先行するとみられる。ただ、前週同様に前場の早い段階で上値追いは一服すると考えられ、国内外で重要イベントが目白押しである状況から、様子見ムードが強まってくるだろう。寄り付き前に1-3月期GDP改定値と4月国際収支、14時に5月消費動向調査、引け後に5月景気ウォッチャー調査の発表が予定されている。物色動向では、人手不足に対応との報道で人材サービス各社に短期資金が集まりそうだ。
 
 6日のNY株式相場は3営業日続伸。米5月雇用統計がほぼ市場予想通りとなり、労働市場の緩やかな改善を確認したことが好感された。ダウ平均は前営業日比88.17ドル高の16924.28ドルと過去最高値を更新した。 NASDAQは前営業日比25.17ポイント高の4321.40ポイント、S&P500は前営業日比8.98ポイント高い1949.44ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ110円高の15200円、ドル建ては115円高の15205円で終えた。