【見通し】(東京市場 株式) 小安い展開 IPO再開で直近上場銘柄への関心が高まる
2014年06月24日 08:02
東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15250円-15400円。米株市場に目立った動きがなく、カタリスト不足の中で利益確定売りが出るとみられる。ただ、投資余力が増した個人投資家が下値で買いを入れることが想定され、値幅の狭い動きから次第に様子見ムードが強まると考える。ADRは総じて軟調で主力株に買いが入れにくい状況といえ、前日相場と同様に中小型株で値動き良い銘柄に短期資金が集中するだろう。今日上場するフリークアウトをはじめ、27日までに5社が上場することから直近上場銘柄に再び関心が集まりそうだ。
23日のNY株式相場はまちまち。発表された住宅関連指数への反応は限定的となり、高値警戒感による利益確定売りが上値を抑えた。ダウ平均は前営業日比9.82ドル安の16937.26ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比0.64ポイント高の4368.68ポイントとなり、約14年2カ月ぶりの水準まで上昇。S&P500は前営業日比0.26ポイント安の1962.61ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ30円安の15320円、ドル建ては変わらずの15350円で終えた。