【見通し】(東京市場 株式) 小じっかり 5月鉱工業生産や防衛関連株に注目
2014年06月30日 08:20
東京市場は小高い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15050円-15200円。米株高や先物価格を受けて寄り付きは買いが先行するとみられるが、為替市場が円高基調にあることや北朝鮮のミサイル発射による地政学リスクの高まりなどで、積極的に上値を追う展開は想定しづらい。寄り付き前に5月鉱工業生産が発表されるが、市場予想(前月比0.9%増)を上回るかに注目が集まる。物色動向は、北朝鮮動向からの思惑で防衛関連株に短期資金が向かいそうだ。
27日のNY株式相場は反発。週末や来週のイベントを控えるなかで利益確定の売りで主要株価指数はじり安基調となったが、終盤にかけて前日終値を回復した。ダウ平均は前営業日比5.71ドル高の16851.84ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比18.88ポイント高の4397.93ポイント、S&P500は前営業日比3.74ポイント高の1960.96ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ20円高の15140円、ドル建ては50円高の15170円で終えた。