【見通し】(東京市場 株式) 売り優勢 地政学リスク意識し内需優勢相場か

2014年06月16日 08:30

東京市場は売り優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14900円-15100円。米株高が下支えに15000円を割り込む水準では押し目買いが入るとみられるが、イラク情勢に対する警戒感が重しとなって上値の重い展開が想定される。外需関連よりも内需関連に物色の矛先が向かうとみる。国内市場では目立った材料がなく、メジャーSQ明けということもあって商い減少から方向感が見出しにくい相場となりそうだ。また、サッカーW杯で日本代表が13日のコートジボワールに逆転負けしたことで、W杯関連や消費関連などの物色に影響が出るか気になるところ。
 
 13日のNY株式相場は反発。イラク情勢への懸念やそれに伴う原油価格への警戒感は残ったものの、インテルの業績見通し上方修正や週末に伴う買い戻しが相場を下支えした。ダウ平均は前営業日比41.55ドル高の16775.74ドルで終了した。
 NASDAQは前営業日比13.02ポイント高の4310.65ドル、S&P500は前営業日比6.05ポイント高の1936.16ポイントで終了した。
 円建てのCME225先物は日中終値と比べ90円安の15050円、ドル建ては55円安の15085円で終えた。
 
 
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