【見通し】(東京市場 株式) 地政学リスク後退で15000円台回復か 1Q減益のソフトバンクの動きに注目

2014年08月11日 08:10

東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14900円-15100円。地政学リスクが和らいだことが材料視され、先物価格にサヤ寄せする形で寄り付きは心理的節目である15000円を回復する動きが想定される。また、10日付「日経新聞」では、「GPIFが国内株式の保有上限を撤廃したことがわかった」と報じており、リスクマネーの流入期待から寄り付き以降も強含む可能性がある。前週末に決算発表したソフトバンクは1Q大幅減益となったが、指数の寄与度が高い銘柄だけに厳しい評価が下されれば指数の重しとなるだろう。経済指標は8時50分に6月の第3次産業活動指数、14時に7月の消費動向調査が発表される。ザラ場中の決算では、11時の日揮などが注目される。
 
8日のNY株式相場は反発。ウクライナ情勢への懸念が和らいだことで週末を前にした買い戻しが広がった。ダウ平均は前営業日比185.66ドル高の16553.93ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比35.93ポイント高の4370.90ポイント、S&P500は前営業日比22.02ポイント高の1931.59ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ250円高の15010円、ドル建ては260円高の15020円で終えた。
 
 
 
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