【見通し】(東京市場 株式) 地政学リスクを意識して小動きか

2014年06月17日 08:08

東京市場は小幅な値動きとなりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14900円-15050円。イラクとウクライナの2つの地政学リスクがネガティブな材料として株価の重しとなるだろう。昨日開かれた産業競争力会議で新しい成長戦略の素案がまとめられたが、既に株式市場に織り込まれている感があり、規制改革を実施する雇用や農業、医療分野の銘柄が改めてクローズアップされるか注目したい。前日同様に主力株へ買いを入れにくい状況だけに、ロボット関連をを筆頭に中小型株優勢の相場が想定される。指標では、13時に5月首都圏新規マンション発売が発表される。
 
 16日のNY株式相場は小幅続伸。イラク情勢の緊迫化やウクライナ情勢への不透明感が上値を抑えたものの、堅調な製造業関連統計が下値を支えた。ダウ平均は前営業日比5.27ドル高の16781.01ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比10.45ポイント高の4321.11ポイント、S&P500は前営業日比1.62ポイント高の1937.78ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ20円高の14940円、ドル建ては50円高の14970円で終えた。
 
 
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