【見通し】(東京市場 株式) 円安基調を受けて15000円の大台回復に期待が高まる
2014年06月03日 08:06
東京市場は堅調な展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは14850円-15050円。米国株式市場に目立った動きはなかったが、米金利上昇の影響から為替相場がややドル高円安方向に振れており、輸出関連株にとっては追い風となるだろう。日経平均は4月4日以来となる心理的節目の15000円乗せに注目が集まっているが、CME先物の清算値などを勘案すると寄り付き時点での大台回復が想定される。ただ、10時に中国5月非製造業PMI、10時45分に中国HSBC製造業PMI確報値の発表が予定されており、両指標の内容次第では乱高下する可能性もありそうだ。
2日のNY株式相場はまちまち。景況感の改善で景気敏感株に買いが入るも、米雇用統計やECB理事会などを控え様子見姿勢の強い展開となり、ダウ平均は前営業日比26.46ドル高の16743.63ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比5.42ポイント安の4237.20ポイント、S&P500は前営業日比1.40ポイント高の1924.97ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は大証日中終値と比べ110円高の15050円、ドル建ては115円高の15055円で終えた。