【見通し】(東京市場 株式) 円安基調で堅調か 寄り付き前の9月日銀短観に注目
2014年10月01日 08:19
東京市場は堅調な展開になりそうだ。日経平均株価の予想レンジは16050円-16300円。米株市場は小幅下落となったが、為替市場が円安方向に振れており、前日下落の反動も加わって輸出関連株を中心に朝方は買い戻しが入ると想定する。ただ、寄り付き前に発表される9月日銀短観の内容次第ではネガティブな地合いを引き継ぐ形となる可能性もあるだろう。大企業・製造業の業況動向指数(DI)の市場予想中央値は+10と、6月調査(+12)から2四半期連続で悪化する見込み。予想を大幅に下回るようであれば、日銀の追加金融緩和を期待する向きが強まるとの見方もある。決算発表では良品計画などが予定されている。
30日のNY株式相場は続落。消費者信頼感が悪化し、エネルギー株と素材株が売られた。ダウ平均は前営業日比28.32ドル安の17042.90ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比12.46ポイント高の4493.39ポイント、S&P500は前営業日比5.51ポイント安の1972.29ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べて60円高の16200円、ドル建ては85円高の16225円で終えた。