【見通し】(東京市場 株式) 小動き 日経平均は25日線を意識した展開か

2014年07月14日 08:17

東京市場は小幅な値動きとなりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15100円-15250円。ポルトガル銀行問題が懸念されるも、海外市場は目立った動きをみせておらず、手掛かり材料不足から様子見ムードが強まるとみている。日経平均は終値ベースで5月21日以来となる25日線(15217円)割れとなったが、この水準がレジスタンスとして意識されるようになると上値の重い展開が想定される。黒田日銀総裁会見や日銀金融政策決定会合・展望リポートの中間評価が公表される15日までは積極的な商いを手掛けにくい状況となりそうだ。
 
 
11日のNY株式相場は反発。ポルトガルの銀行への懸念で序盤は軟調に推移したが、午後には値ごろ感からインターネット関連株を中心に買戻しが優勢となった。ダウ平均は前営業日比28.74ドル高の16943.81ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比19.29ポイント高の4415.49ポイント、S&P500は前営業日比2.89ポイント高の1967.57ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ5円安の15175円、ドル建ては25円高の15195円で終えた。