【トレード・イメージ】USD/JPY FOMC議事録公表、株価動向に注意

2014年02月19日 20:02

ドル円は、102円前半で上値の重い展開。日銀の成長支援策を好感した上昇の流れは長続きしなかった。本日は、米1月住宅着工件数や同生産者物価指数の発表のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録(1月28-29日開催分)が公表される。引き続き天候不順の影響が含まれる指標結果が続くことになるが、結果に対する信憑性など疑問符が付き、反応しづらい側面はある。市場予想とのかい離がさほど大きくなければ、市場への影響は限られるだろう。
 またFOMC議事録に関しては、債券買い入れプログラムの縮小継続を決めた経緯が示される見通し。イエレンFRB新議長が11日の議会証言で、資産買い入れ額を月額100億ドル縮小する政策を継続する基本方針を示しており、さほど目新しい材料はないかもしれない。ただ改めて、米当局による継続的な緩和策縮小へのイメージが強まるようなら、株安・債券高を通じてリスク買いの円買いが強まる展開もあるか。
 
・想定レンジ上限
 ドル円は、日足一目均衡表・基準線が推移する102.84円。その次は、103.00円の大台回復を達成出来るかに注目が移る。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、101.93円付近で推移する90日線を維持できるか注視したい。この線を割り込んでくれば、日足一目均衡表・雲の下限が推移する101.53円が次に意識されるレベル。