【トレード・イメージ】ドル/円 株価動向にらみながらも、小動きか

2014年02月12日 19:32

ドル円は102円半ばで推移。昨日は、イエレンFRB議長が下院金融サービス委員会で「慎重ながら緩和縮小を継続していく可能性は高い」と述べたことで、ドル円は102.71円まで上昇幅を拡大した。ただその後は株価が堅調な動きを続けているにもかかわらず伸び悩んでいる。FRB議長は、「FOMCは、景気見通しに著しい変化が現れた場合にのみ、緩和縮小プロセスの停止を検討する」とも述べたが、市場は足もと非農業部門雇用者数の伸びが抑制されていることが、こうした条件につながるのかを今後発表される米経済指標も勘案しながら、見極めたいとの思いが強いのだろう。そのため目先は、13日の米小売売上高の結果が公表されるまでは、株価や他の金融市場の動向をみながら様子見ムードが強まりそうだ。ドル円は102円半ばを中心とした値動きが続くか。
 
・想定レンジ上限
 ドル円は、102.87円付近へ低下中の21日移動平均線や、103.05円で推移する日足一目均衡表・基準線が目先意識される水準か。その次は、1月29日高値の103.45円が上値めどとなる。
 
・想定レンジ下限
 ドル円は、101.73円付近の90日線や、日足一目均衡表・雲の下限が位置する101.45円が押し目の水準となるか。