【トレード・イメージ】ドル/円 指標結果に上下しながらもレンジ相場が継続か

2014年02月13日 20:01

NYタイムでは、米小売売上高や同雇用指標が発表される。本日はこれらの指標結果がドル円の方向性を左右するだろう。小売データは、年末商戦の反動や足もとの悪天候の影響から弱めな結果がすでに織り込まれてはいるが、市場予想を下回るようなら素直にドル売りの反応となるか。反対に市場比強めなら、ドル買いを後押しドル円は戻りを試しそうだ。とはいえ、昨年末からの米国の天候不順で直近の経済データには誤差が生じており、単発的な結果だけでFOMCの政策が変更されるかどうかは判断できない。そのため、今後発表される指標結果を含めた見極めが必要で、ドル円は各データの結果を受けて上下に振れながらも、目先はレンジを大きく広げるような動きは期待しづらいか。
 
・想定レンジ上限
 ドル円は、102.77円付近へ低下中の21日移動平均線が戻りの目安。この水準を上回ってきても、103.05円で推移する日足一目均衡表・基準線が次に上値を抑えそうで、103円台定着は難しいだろう。
 
・想定レンジ下限
 ドル円は、101.78円付近の90日線が目先のサポート水準。この水準を割り込めば、日足一目均衡表・雲の下限が位置する101.53円付近で下げ止まれるかが注目される。これらの水準を下回ってくれば、101円割れを意識した攻防となるか。