【トレード・イメージ】ドル/円 ウクライナ情勢、FRB議長の議会証言に注目

2014年02月27日 20:15

ウクライナ情勢への懸念でリスク回避ムードが強まり、ドル円は20日以来に102円の大台を割れ込み、101後半に下落した。昨日の米1月新築住宅販売件数は予想外の好結果となったが、ドル円は102円半ばを超えた水準では上値が重く伸び悩んだ。ウクライナ警戒感からドル円は引き続き上値の重い動きになりそうだ。NYタイムでは、米1月耐久財受注や米新規失業保険申請件数の発表と、イエレンFRB議長の上院銀行委員会での議会証言が予定されている。
 議長の議会証言に関しては、前回11日下院での議会証言から2週間ぐらいしか経っておらず、市場関係者はサプライズとなる可能性が低いと見ている。ただ、低調な米経済指標が続いていることや不安定なウクライナ情勢を受けて、発言に変化が出るか注目したい。
 
・想定レンジ上限
 目先の上値めどは、本日これまでの高値102.45円。その次が日足一目均衡表・基準線の102.80円や先週末21日の高値102.83円。
 
・想定レンジ下限
 目先の下値めどは、17日の安値101.38円。この水準を下回れば、101円の大台割れや5日の安値100.80円が意識されそうだ。