【トレード・イメージ】ドル/円 イベントの狭間で動意鈍い、中国指標待ちか
2014年03月12日 19:29
ドル円は103円を中心に上下動。米雇用統計と同FOMCの狭間の時期とあって、発表される経済指標への反応は限られ、レンジでの推移が続いている。本日は目立った指標発表がないことから、これまでの流れを踏襲して足もとのもち合い水準での推移が続くだろう。ただ、中国に対する懸念やウクライナ情勢への不透明感から、株式や債券市場でリスク回避ムードが強まれば、その動きにあわせて下方向を探る展開も想定される。とはいえ、明日の東京タイムに中国の小売売上高・鉱工業生産の発表が控えていることから、積極的に仕掛けるような状況でもなく、下押しの勢いは限られるか。
・想定レンジ上限
ドル円の上値のめどは、本日高値の103.10円。その上は、10・11日高値近辺にある103.50円が戻りの水準として意識されるか。
・想定レンジ下限
ドル円の下値のめどは102円前半。102.28円で推移する日足一目均衡表・基準線を下限に、102.50円付近に同転換線と21日線、102.70円付近に90日線と主要な支持線が走っていることから、102円半ばより下ではそれなりに買いが入ってきそうだ。下限となる基準線を下抜けてきたら、大台割れに対する警戒感が強まるか。