【トレード・イメージ】ユーロ/ドル、ユーロ/円 米国市場休場で動意鈍いも底堅さ維持か
2014年02月17日 14:50
ユーロドルは1.37ドル前後で推移。ECBによる3月の金融緩和懸念はくすぶっているが、ユーロ圏経済の回復が明らかになる中で、その不安が後退していることがユーロを下支えしている。また、悪天候の影響から米経済の回復ペースが減速する可能性が意識されていることでドルを買い進みづらいこともユーロの下値を支えている。本日は、ユーロ圏で特筆するような材料がないほか、米国市場が祝日で休場とあって動意は限られそうだが、前述したように足元のムードがユーロ高に傾いていることから、ユーロは底堅い動きを続ける見込み。
・想定レンジ上限
ユーロドルは1月24日高値1.3740ドルが上値めど。こなせば心理的節目の1.3800ドルが意識される。ユーロ円は11日高値の140.31円が目先のめどに。超えれば昨年来高値からの下落幅の半値戻しにあたる140.96円や心理的節目の141円が次の戻り高値として意識されそうだ。
・想定レンジ下限
ユーロドルは1.3661ドル付近に上昇してきた5日移動平均線が短期的な下値めど。割り込めば90日移動平均線が推移する1.3623ドル付近が次の支持線となる。ユーロ円も138.75円付近の90日線がサポートラインとなる。日足一目均衡表・転換線が推移する138.43円付近で踏みとどまれるか注目したい。