【トレード・イメージ】 ユーロ/ドル ユーロポンド次第、英GDP速報値に注目
2014年01月28日 15:58

本日のユーロドルはユーロポンド中心の展開だろう。非常に注目度の高い英10-12月期GDP・速報値が発表される予定で、結果次第ではユーロポンドの動意が急激に高まると想定される。弱いトレンドをたどる英経済指標があまり見当たらないなかで、先週発表された英金融政策委員会(MPC)議事録では「昨年第4四半期や今年第1四半期にGDPが上振れる可能性を認識」との文言があった。英GDPのポジティブ・サプライズを想定すると、ポンド高・ユーロ安からユーロドルは圧迫されることになるか。
トルコ中銀が緊急会合を行うと発表したため、トルコリラは下げ一服となっており、新興国不安の拡大は一巡。中国の中誠信託の高利回り信託商品をめぐるデフォルト懸念も一時的に沈静化したようだ。ユーロ円に底堅さが戻ってくればユーロドルをサポートしそう。ただ、日経平均株価の反発はほぼなく、リスク許容度は戻っていない。ユーロ円の重さは残りそうだ。
・想定レンジ上限
ユーロドルは先週末高値の1.3740ドルが上値めど。ユーロ円は日足一目均衡表・転換線が位置する141.06円が戻りのめど。
・想定レンジ下限
ユーロドルの下値めどは日足一目均衡表・転換線が位置する1.3624ドル。ユーロ円は昨日安値の139.25円。
