【トレード・イメージ】 ドル/円 新興国リスク和らぐ、イベント控え調整主体

2014年01月28日 19:27

ドル円は新興国リスクの緩和から、103円前半を回復する底堅さを見せた。本日のNYタイムは、米12月耐久財受注や米11月S&P/ケースシラー住宅価格指数、米1月消費者信頼感指数の発表が予定されている。ただし明日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表も控えているため、本日の指標への反応は限られそう。昨日発表の米12月新築住宅販売件数の弱さに対しても、市場は明確な方向感を示せなかった。ドル円は、23日に新興国リスクが高まり、104円台から週明け101円後半まで急落した値幅の回復を意識しつつも、FOMCの結果発表までは指標の強弱などに合せ調整する動きにとどまりそうだ。
 
・想定レンジ上限
 日足一目均衡表・転換線103.46円が目先の重しとなるが、指標次第では同基準線103.61円をこなし、104円の節目を試す程度の上昇はあるか。
 
・想定レンジ下限
 目先の下押しめどは東京タイムに推移していた102円後半レンジ。割り込んでくると、昨日NYタイムに下げ渋った102.20円水準まで下値余地が出てくる。週明け早朝の市場でつけた安値101.77円はやや遠のいた感がある。試すにしても明日の米FOMCの結果次第か。