【トレードイメージ】ユーロ 38.2%戻しの達成は調整売りにつながるか

2014年07月01日 15:00

昨日、ユーロドルは1.3698ドルまで上昇し、先月の欧州中央銀行(ECB)理事会の水準を上回った。欧州の金融当局者はユーロ高がインフレ率の押し下げにつながっていると認識しており、心中穏やかではないと思われる。今週のドラギECB総裁の会見では口先介入が目につく可能性がある。
 ユーロドルは昨日に5月高値と6月安値の38.2%戻しである1.3690ドルや先月半ばからの上昇チャネル上限に達した。止まりやすい水準で止まった印象だ。21日移動平均線は横ばいから上向きに転じており、ユーロ高方向の流れが鮮明になりつつあるが、ごく短期的にはユーロ売りに惹かれる。足元の水準から21日移動平均線に向けて調整してくるならユーロの買い場を探ることになるか。
 
・想定レンジ上限
 ユーロドルの上値めどは、5月高値と6月安値の半値戻しにあたる1.3747ドル。ユーロ円は一目均衡表の雲下限が推移する139.66円。
 
・想定レンジ下限
 ユーロドルは昨日安値の1.3641ドルがめど。ユーロ円も昨日安値の138.13円が下値めど。
 
 
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