【トレードイメージ】ユーロ 盛り上がりに欠ける相場展開が続く

2014年06月24日 15:23

昨日に発表されたユーロ圏と主要国の6月PMIは全体的に弱い結果となったが、ユーロ相場の反応は限定的にとどまり、ユーロドルは1.36ドル大台を挟んで上下。ユーロ円も138円半ばを中心に138円台で方向感が鈍い。6月5日に欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切り、今後も追加緩和策を講じる可能性が残されていることから、ユーロの地合いは弱い。ただ、ユーロ以外の主要通貨であるドルと円も買い進める材料が欠けており、ユーロは対ドル・対円で上値は重いが下値も限られ、足もとでは盛り上がりに欠ける相場展開が続きそうだ。
 本日は6月の独Ifo景況指数の発表が予定されているが、市場予想と大きくかい離しない限り、動意は限られるか。ロンドンタイムには、カーニーイングランド銀行(BOE)総裁の四半期インフレ報告についての議会証言が予定されており、発言内容次第でポンドに動意づく可能性もあるので、ユーロポンドの動きに注目したい。
 
・想定レンジ上限
 ユーロドルは、低下中の日足一目・基準線1.3613ドルや昨日の高値1.3614ドル付近が目先の上値めど。その上が19日の高値1.3644ドル。ユーロ円は、日足一目・基準線や200日線が付近に位置する139.00円の大台が上値めど。大台を上回れば、6月10日の高値139.41円が次のめど。
 
・想定レンジ下限
 ユーロドルは、日足一目・転換線1.3578ドル付近が引き続きサポートとして機能するか注目したい。しっかりとこの水準を下回ってくれば、厚めの買いオーダーが観測される1.35ドル半ばまで下げ余地が広がりそうだ。ユーロ円は近くに日足一目・転換線も位置している昨日の安値138.28円付近が下値めど。この水準を下回れば、138円大台が意識されるか。
 
 
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