【トレードイメージ】ユーロ 域内PMI ネガティブな結果への反応強いか
2014年09月23日 15:43

本日はユーロ圏各国の9月PMI・速報値が発表される。先日はドラギECB総裁が講演で「欧州の景気回復は勢いを失っている」と発言。ディスインフレ傾向のなかで景気減速懸念が強まるなか、ロシアに対する経済制裁の影響もあって企業の景況感は鈍化傾向が続いている。ユーロドルは年初来安値更新の動きに一服感もなく、早くもECBによる国債購入を通じた緩和措置に対する思惑も台頭している。ネガティブな結果に対する反応が強く相場に出そうな地合いといえよう。
・想定レンジ上限
ユーロドルはアジアタイムに戻りを抑えた5日移動平均線が推移する1.2863ドル前後が短期的な上値めど。超えれば日足一目均衡表・転換線1.2906ドルが意識される。ユーロ円は昨日高値140.20円が上値めど。
・想定レンジ下限
ユーロドルは心理的節目となる1.2800ドルが目先の下値めど。割り込めば昨年7月安値1.2755ドルが視野入り。ユーロ円の短期的な下値めどは日足一目均衡表・転換線139.49円。こなせば9日から19日までの上昇幅の38.2%押しにあたる139.15円が次のサポート水準。

