【トレードイメージ】ユーロ 地政学リスクで上値重い、伊GDP発表
2014年08月06日 15:49
ユーロドルは1.33ドル半ばで推移。ユーロ圏の経済成長が緩やかなことに対して、米経済の底堅さを受けたコントラストが意識されているほか、EUの経済制裁に対するロシア側の報復措置への警戒感が重しとなっている。引き続きユーロの上値は抑制された状態が続くだろう。本日は伊4-6月期GDP速報値が発表される。前期比で+0.1%、前年比で+0.1%がコンセンサス。足元、ユーロのショートポジションが積み上がっている感があり、結果次第では持ち高解消に伴う買い戻しの可能性はある。ただ、先行きに対する不透明感から、戻りも鈍いだろう。
・想定レンジ上限
ユーロドルの短期的な上値めどは、5日線が推移する1.3398ドル。次は、日足一目均衡表・転換線が位置する1.3417ドル。ユーロ円は、同基準線が位置する137.83円付近。次は、7月高値からの下げ幅の61.8%戻しとなる138.15円近辺となるか。
・想定レンジ下限
ユーロドルは、週足一目均衡表の雲の下限が推移する1.3320ドル付近や、1.3300ドルの大台を維持できるかどうかがポイント。ユーロ円は7月28日安値の136.65円が目安。