【トレードイメージ】ドル/円 FOMC議事録に注目
2014年10月08日 19:22
昨日に安倍首相が円安のデメリットについて言及したことや、IMFが世界経済見通しで今年と来年の成長率予想を下方修正したことも、ドル円の重しとなり、本日も調整下げが継続。世界的な景気減速の米経済への影響も懸念されている。日米の金融政策見通しの違いから、ドル高基調の継続は見込まれるが、足元では一段と調整が進む可能性も。米長期債利回りが低下気味に推移している現状で、ドル円は上値を伸ばしにくい。
本日は、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に注目する展開となるか。9月のFOMCで、低金利に関する時間軸や、労働市場の未活用に関する文言が維持されたが、FF金利誘導目標の予想が上方修正され、ドル高に拍車がかかった。フォーワードガイダンスの議論がどのように行われたか注目したい。
・想定レンジ上限
ドル円は本日これまでの高値108.54円が上値めど。その上が日足一目・転換線の108.92円付近。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは本日これまでの安値107.75円。その下が日足一目・基準線の107.39円付近。