【トレードイメージ】ドル/円 FOMC控えて様子見も、製造業分野の指標注意
2014年06月16日 19:20
ドル円は、101円後半で推移。101円半ばの200日線が支持線となって下げ渋っている一方で、戻りも102円前半にとどめるなど上方向も重さが意識されている。17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、積極的な取引は見送られやすいことから、ドル円は足元レンジでの推移が継続しそうだ。ただ、ウクライナ・イラク情勢への不安感がくすぶる中で、リスクオンの話題よりはリスクオフ・ムードを高めるようなニュースに反応しやすいことから、ドル円は下方向への警戒が怠れない。米経済は、冬場の悪天候の影響は薄らいでいるが、もち直しの力強さは思ったほどではない。本日のNY米6月NY連銀製造業景況指数(予想 +15.00、前回 +19.01)が回復力への期待を裏切るような結果となれば、リスク回避ムードが強まり、円買いが進む可能性はあるだろう。
・想定レンジ上限
90日線が推移する102.24円付近が目先の戻り高値として意識される水準。この水準を上回れば、102.67円に位置する日足一目均衡表・雲の上限が次の節目。
・想定レンジ下限
101.60円の200日移動平均線が目先のサポートライン。この水準を割り込んでくれば、5月21日安値100.81円を目指す展開となるか。