【トレードイメージ】ドル/円 FOMCの見極め、ウクライナリスク継続
2014年03月19日 19:36

米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、本日のドル円は101円半ばを中心に狭いレンジ内での推移となった。FOMCでは、量的緩和(QE)縮小ペースに変化はないとの見方が多いが、注目はフォワードガイダンスの変更の有無。米連邦準備制度理事会(FRB)は経済見通し、フェデラルファンド(FF)金利動向に関する政策当局者の見通しもあわせて公表する予定であり、利上げや失業率に関して何らかの方針やメッセージを発信してくる可能性があるため今回のFOMCは注目度が高い。また、ウクライナ関連情報には引き続き注意が必要だろう。ロシアがクリミアの併合手続きを進めているなか、欧米側の追加的な制裁が視野に入っており、リスク選好の円売り地合いは広がりにくい。
・想定レンジ上限
目先の上値めどは、昨日の高値101.95円。その上が102.26円前後で低下気味に推移している21日移動平均線。この水準を超えても、日足・一目基準線や同転換線が位置する102.50円近辺では上値が重くなりそうだ。
・想定レンジ下限
下値のめどは14日の安値101.21円。この水準を下回れば、心理的節目となる101.00円大台や2月5日の安値100.80円が意識されそうだ。
