【トレードイメージ】ドル/円 米CPIに注目だが、値動き活性化には不十分か

2014年06月17日 19:18

本日は米消費者物価指数(CPI)が発表される。本日から米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まるが、将来的な利上げ開始のタイミングを探るうえで最も注目される米経済指標の一つである。
 鈍化傾向が一服した米CPIはこのところ加速気味だ。4月の総合・前年比は2.0%の伸びとなっている。まだ落ち着いた水準であり、利上げが連想されるような段階ではないが、CPIの先行指標である生産者物価指数(PPI)はやや加速しており、少なくともCPIの弱い結果は想定しにくい。ただ、CPIの伸びが一段と加速するような背景も見当たらない。市場予想並みの前年比2.0%付近が妥当だろう。停滞しているドル円の値動きを活性化するような結果にはつながりにくいか。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値のめどは102.19円。日足・一目均衡表の転換線が位置している。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値のめどは200日移動平均線が推移する101.60円付近。
 
 
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