【トレードイメージ】ドル/円 米利回り上昇、ドル円の底堅さに寄与

2014年03月24日 19:49

ドル円は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の高値圏をおおむね引き継いでいるものの、102円前半を中心に方向感が失われている。
 ただ、ドルとの連動性が比較的強い米2年債利回りは足元で0.45%台まで上昇し、昨年9月以来の高水準を塗り替えた。先週のFOMC後、来年の米利上げ観測を否定するような発言は米金融当局者から出ておらず、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の「6カ月」発言の本格的な消化が恐る恐る始まったような印象だ。
 本日、G7はウクライナ情勢に関して声明を公表する予定となっており、どのような声明を出すか定かではないが、これまでの流れからするとロシアに対する制裁措置が渡航禁止や資産凍結から一段と刺激的な措置へと強化されるとは思えない。ドル円は円買いから重くなる場面があっても、ドル買いに支えられる展開となるのではないか。
 
・想定レンジ上限
 目先の上値めどは先週19日高値102.69円。この水準には本邦輸出の売りが観測されており重い価格帯だが、上抜けば103円台が見える。
 
・想定レンジ下限
 本日これまでの安値102.08円が下値めど。これを下抜けても101.80円付近は堅そうだ。