【トレードイメージ】ドル/円 米住宅関連指標に注目
2014年06月24日 19:20
ドル円は101円後半で推移。欧州株の反発スタートも好感され、瞬間的に102円台を回復する場面もあったが失速した。株価の伸び悩みや米長期金利の低下に加え、ポンド円の下落による相対的な円高地合いもドル円の上値抑制要因となった。引き続きレンジ相場が続いているが、短期的に上値が切り下がっていることを考えれば最近の下限となる101円半ば程度までの下押しは想定しておきたい。NYタイムでは米4月住宅価格指数を皮切りに住宅関連指標がいくつか発表される。米金融当局者は経済の回復には自信を示す一方、住宅市場の持ち直しには満足しておらず成長の下振れリスクになりえるとの懸念を示している。本日発表されるデータは総じて前月並みか下回る結果になると予想されているが、大きく下振れるようだとドル円への売り圧力を高めることになりそうで警戒したい。
・想定レンジ上限
ドル円は90日移動平均線102.23円前後、18日高値102.38円が上値のめどとして順に意識される。
・想定レンジ下限
ドル円は引き続き200日移動平均線の101.67円前後や、12日安値101.60円が位置する101円半ばが下値めど。