【トレードイメージ】ドル/円 米データ下振れれば下押し強める公算も
2014年05月30日 19:28

ドル円は101円半ばで推移している。昨日発表された米1-3月期GDPは速報値から大きく下方修正されたが、市場は寒波の影響による一時的な下振れとの判断を維持している。一方で、堅調な個人消費動向や雇用情勢を好感する格好で、ドルは比較的底堅く推移した。ただ、ドルの伸びしろ自体は限定的であり、やや水準を戻した感のある米長期金利に関しても、足元の低下基調に修正が持ち込まれた範囲に過ぎなかった。ポジティブなデータへのドル買いへの反応が極めて乏しい状況である以上、本日発表される米4月個人所得などが弱い内容となった場合のドル円の下押しリスクに警戒を強めるべきかもしれない。
・想定レンジ上限
引き続き、上値のめどは27日高値102.15円。超えれば日足一目均衡表・雲の下限102.42円が意識されよう。
・想定レンジ下限
下値は本日これまでの安値と、横ばいに転じた日足一目均衡表・転換線が一致する101.48円。この水準を下抜け、直近上げ幅の61.8%押し水準101.32円なども攻略すれば、再び21日安値100.81円がサポートとなるかが注目される。
