【トレードイメージ】ドル/円 株価動向眺めながらの展開か

2014年04月07日 19:47

ドル円は103円前半で上値の重い展開。先週末に株安を通じて104円前半から103円前半へ下落した流れが尾を引いている。今晩の株式市場もさえない展開となれば、ドル円は目先調方向の動きが続きそうだ。ただ、先週発表された米非農業部門雇用者数は前月比19万2000人増と、市場予想には届かなかったが米雇用創出ペースの底堅さを示唆する結果だった。寒波による影響から米経済が立ち直りつつあることが鮮明になったと同時に、FRB(米連邦準備理事会)の緩和縮小継続への見方も変わっていない。米雇用統計の内容からは、ドル円が大きく崩れるイメージは小さく、あくまでも株価動向につれた反応といえそうだ。また、102円台では輸入勢の買いも買いってきそうなことから、仮にドル円が下げても下値は限定的か。
 
・想定レンジ上限
 目先の上値めどは、5日線が推移する103.61円付近。その次は、4日高値の104.13円が戻りの目安。
 
・想定レンジ下限
 目先の下値めどは、日足一目均衡表・転換線が推移する102.93円。その下は、102.60円台で推移する、同基準線や21日線が支持帯となる。