【トレードイメージ】ドル/円 材料乏しい 独CPIや関連市場動向手掛かりか
2014年06月27日 19:20
ドル円は101円半ばで推移。サポートとして意識されていた200日移動平均線を明確に割り込み、本邦株安も重しに一時101.32円まで下げ足を加速させた。欧州株や日経先物の値動きは落ち着いており、さらなる下落に対する警戒感は薄いが、短期的には下方バイアスを強めている状況のため下値への警戒感はまだ完全には払しょくできないだろう。今日は米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値の発表以外に目立ったイベントは予定されていない。独6月消費者物価指数の結果を通じ、ユーロ主導の値動きのなかで多少の動意はみられるかもしれないが、後は株式・債券市場の動向を見極めながら方向性を探っていく流れになっていくのではないか。
・想定レンジ上限
日足一目均衡表・雲の下限101.76円や、101.79円前後で推移する5日移動平均線が戻りのめど。こなせば21日移動平均線102.10円前後が意識されよう。
・想定レンジ下限
下値めどは52週移動平均線101.03円も位置する101円付近。割り込めば5月21日安値100.81円が視野入り。