【トレードイメージ】ドル/円 指標結果が米金利の上昇への下地となるか注視
2014年08月05日 19:15
ドル円は102円半ばで推移。米金融当局の利上げ前倒し期待が後退したことで、いく分上値が重くなっている。しかし、米国の経済回復は他の主要国と比べて勢いがあることから、いずれは金利上昇に伴うドル高の流れに回帰するとの期待感も根強く、ドル円の下値も限られている。本日発表のISM製造業指数や、IBD/TIPP景気楽観度指数の結果が米金利上昇への期待感を強める下地となるかどうか注視したい。また、株式市場でポジション調整の流れが続いていることから、指標結果を受けて株価がどちらに反応するかによっては、ドル円の値動きが荒っぽくなる可能性はあり注意したい。
・想定レンジ上限
米雇用統計直前に付けた高値103.05円が戻りの目安。その上は7月30日高値の103.15円。これを超えれば、4月高値104.13円前後までの上昇余地が広がりそうだ。
・想定レンジ下限
下値のめどは先週末安値の102.34円。割り込めば102.00円の大台が維持されるかどうかが注視される。