【トレードイメージ】ドル/円 ボックスでの推移か、四半期末のフローには警戒

2014年06月30日 19:32

ドル円は101円前半から半ばで推移。ドル円は、これまで下値支持線だった200日移動平均線を明確に下回ってきたことで、上方向の重さが意識されやすくなっている。一方で、押し目買い意欲もそれなりに強いことから、さらに下値を伸ばしていく感じでもない。目先は、上下とも限られたレンジでの推移が続きそうだ。また、週後半にECB理事会や米雇用統計を控えていることも、目先ボックス圏での値動きをイメージさせる。本日は、シカゴ購買部協会景気指数や中古住宅販売保留件数指数が発表されるが、市場予想からのかい離がよほど大きくなければ、市場の反応は小さいだろう。
 ただ、月末や四半期末フローが波乱要因となる可能性はあり警戒したい。現在の相場状況を鑑みれば、大きくドル円がもち直すというよりは、下値への警戒感のほうが強いだろう。
 
・想定レンジ上限
 日足一目均衡表・転換線が推移する101.84円が戻りの目安。これを超えれば、21日線が位置する102.07円近辺が次に意識される水準か。
 
・想定レンジ下限
 下値めどは52週移動平均線101.07円や101円の心理的節目を維持できるかがポイント。割り込めば5月21日安値100.81円まで下げ幅を広げそうだ。
 
 
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