【トレードイメージ】ドル/円 イベント通じて上下に荒っぽい展開も

2014年07月02日 19:18

ドル円は101.40円台で推移。101.66円までの戻りを試したが、101.70円近辺で推移する日足一目均衡表・転換線や200日線に上値を抑えられて伸び悩んでいる。本日は、明日の米雇用統計の前哨戦ともいえる米6月ADP全国雇用者数が発表される。市場予想は前月の反動もあって20.5万人増となる見込みで、米国の雇用情勢の改善が進んでいることを示唆する結果となりそうである。雇用者数が市場予想を上回るようなら、米国の早期利上げを織り込む流れが強まり、長期金利の上昇を伴ってドル高地合いが鮮明となるだろう。反対に結果がさえないようなら、ドル円の下押し圧力が増しそうだ。いずれにしても、結果の強弱に素直に反応することになるか。
 また、NY午後(日本時間3日午前0時)にイエレンFRB議長の講演がある。議長の発言内容によっては、ADPを受けて進んだ流れが方向転換する可能性はあり、一応こちらにも注意したい。
 
・想定レンジ上限
 日足一目均衡表・転換線や200日移動平均線が集まる101.75円付近が上値めど。これを超えてくれば、90日線が位置する102.17円近辺が次に意識される水準。
 
・想定レンジ下限
 下値めどは先月30日安値の101.24円が押し目水準となる。これを割り込めば、52週移動平均線101.07円や101.00円の心理的節目割れを試す流れが強まるか。大台を割り込んでくれば、5月21日安値100.81円が次に意識される水準となる。
 
 
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