【トレードイメージ】 ドル/円 バーゲンハンティング待ち
2014年01月24日 20:37
ドル円は102.06円まで下げ、先月上旬以来の安値を更新中だ。中国製造業PMIや米中古住宅販売件数が弱く、アルゼンチンのデフォルトリスクが再燃していることが、楽観的だったリスクセンチメントを傷つけ、円売りポジションが巻き戻されている。小粒な悪材料が揃った結果、円相場の上昇を招いた。日経平均株価は下方向へと急速に動意づいており、長期的なトレンドに沿って円売りで立ち向かうには腰が引ける。米長期債利回りも大きく低下中だ。ただ、材料的に刃向かえないほどの株安・円高の動きではないと思われ、目先は円の売り場を探したい。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているため、動意が落ち着くとドル円は空気の抜けたボールのようになるかもしれないが、円買いを検討する場面ではないだろう。
・想定レンジ上限
ドル円の上値のめどは103円ちょうど前後。年始以降、この水準がドル円のサポートとなっていたが、上値抵抗へと変化する可能性を想定。
・想定レンジ下限
昨年10月安値と今月高値の38.2%押しである102.05円がめど。とりあえずは、この水準の下値抵抗感を見定めたい。その次は半値押しの101.01円。