【トレードイメージ】 ドル円 米経済指標で逆張りの機会を探る
2014年01月23日 20:26
ドル円は104円前半で推移。東京タイムには104.85円まで強含んだが、その後は伸び悩んでおり方向感は薄い。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて動意は高まりにくい。この後のNYタイムにドル円をトレードするなら小幅な上下の動きに逆張りで対処していくイメージしか浮かばない。
短期的な反応がありそうな米経済指標としては、まず米新規失業保険申請件数があげられる。米国を寒波が襲ったなかでも落ち着いた推移が続いているが、市場予想からのかい離を念のため想定。昨年の7-8月以降から減少している米中古住宅販売件数は、関連指標である米中古住宅販売成約指数からすると、市場予想通りに前回11月並となる可能性はある。ただ、寒波で引き渡しに遅れが生じているケースは想定に入れておくべきで、下振れを警戒しておきたい。また、このようなシンプルな想定を重ねると、上振れに対するサプライズは大きいということになる。
米連邦住宅金融局(FHFA)発表の住宅価格指数は前回発表の10月に207.2まで上昇し、2008年6月以来の高水準に達している。米住宅価格の上昇傾向が続いていることが再確認されても手がかりにはなりにくい。
・想定レンジ上限
本日これまでの高値である104.85円が上値めど。これを上回っても一時的に105円台にのせる程度ではないか。
・想定レンジ下限
1月20日安値の103.87円がめど。その次は103.50円付近を想定。この水準では買いオーダーが比較的厚いようだ。