【トレード イメージ】ユーロ 米雇用統計でのドルの強弱次第か
2014年08月01日 14:46
欧州タイムでは独・ユーロ圏製造業PMIの確報値発表が予定されているが、今日の本丸はやはり米雇用統計。米労働市場改善への期待値が高い分、ある程度の強含みは織り込まれていることから、それなりのポジティブな結果に対してもドルの上げ幅が限定的となることも想定される。その場合は週末要因も含め、ユーロには一定の自律反発の余地が見込まれよう。ただ、基調としてのユーロ安は不変。1%を大きく下回る域内のインフレ率や、ECBによる追加緩和を見越した金利低下圧力などを背景に、戻した局面は売り意欲も強いだろう。
・想定レンジ上限
ユーロドルの短期的な上値めどは、前日高値1.3401ドルや5日移動平均線1.3404ドルが推移する大台乗せ水準。超えれば1.3449ドルの日足一目均衡表・転換線が次の抵抗。ユーロ円は足元で上昇の勢いを抑えている日足一目均衡表・基準線137.83円を明確に上抜ければ、138.66円で推移する雲の下限近辺までの上昇余地が生じるか。
・想定レンジ下限
ユーロドルは7月30日安値1.3366ドルを目先のめどに、割り込めば節目1.33ドルを目指した展開が想定される。ユーロ円は5日移動平均線137.39円前後が下値めど。その下が日足一目均衡表・転換線137.12円。