【トレード イメージ】ドル/円 本日と週明けの円高に備えを
2014年03月14日 20:04

ドル円は101円半ばで昨日からの安値圏を維持。ウクライナ・クリミアの住民投票が間近に迫るなか、ロシアと西側の緊迫感が増してきているうえ、中国の景気動向も不安視されている。米国やEUが制裁の本格化をちらつかせるが、ロシア外相はクリミアでの住民投票は合法であるとの立場を崩しておらず、双方が譲歩できる結果を探っていくような雰囲気はない。週末のNYタイムで市場を安堵させるような方向性が見えてくる可能性は今のところ低いだろう。本日のNYクローズまでに事態が打開されなければ、円が一段高となる可能性があり、週明けの円ギャップアップにも備える必要がある。
・想定レンジ上限
ドル円の5日移動平均線が推移する102.50円付近。あまり反発は期待できないが、101.90円付近から同移動平均線の水準までの価格帯に抵抗感は乏しいと思われる。
・想定レンジ下限
ドル円の下値のめどは2月以降の上昇トレンドライン。本日で101.40円に位置している。これを下回ると今月3日安値の101.20円。その下は2月安値の100.76円。
