【トレード イメージ】ドル/円 小売データの結果を注視

2014年03月13日 20:00

ドル円は102円半ばで上値の重い推移が継続。中国経済指標の予想比悪化に伴う円買いが出た影響はあるが、ユーロや資源国通貨が対ドルで強含んだことによるドル安の流れが上値を重くした印象だ。中国の経済指標をめぐっては、旧正月の連休による影響との見方や、足もとのさえない指標を受けて当局が金融緩和に踏み切るのではとの観測が浮上するなど、結果を受けて一方向でリスク回避ムードが強まっている様子はなく、ドル円の底堅さは変わっていないだろう。
 本日は、米小売データが発表される。悪天候による影響から控えめな結果が見込まれるが、予想を上回ってくれば景気の先行き期待で、ドル円が下値を切り上げる展開が見込めそうだ。
 また、米連邦準備制度理事会(FRB)指名候補者の承認に関する公聴会が行われる。昨日に証言テキストが公表されていることから、手掛かりにはなりづらいだろうが、米金融政策に関してはフォワードガイダンスの文言変更にポイントが移っており、その点への言及があるかどうか注視したい。
 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値のめどは、日足一目均衡表・雲の上限が位置する103.10円。その上は、10・11日高値水準にあたる103.50円付近が戻りの目安となるか。
 
・想定レンジ下限
 ドル円の下値のめどは本日のこれまでの安値102.41円。この水準を割り込んでくれば、3日からの上昇幅の61.8%押しにあたる102.02円や102円の大台が意識されるか。
 
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