【これからの見通し】 リスク回避ムードが継続か

2014年02月03日 16:07

週明けの東京株式市場、日経平均は300円近い下げ幅で取引を終えた。1月後半から、新興国の懸念が新たな不安材料として台頭して、世界的に株式市場が不安定になっている。加えて、今週は英欧中銀金融政策発表や米雇用統計の発表を控えており、市場には調整圧力が働きやすい。正念場の週となる。この後の海外市場では、英欧の製造業PMI、カナダ生産関連物価指標、米ISM製造業景気指数と米建設支出などが発表される。また、イエレン氏のFRB議長就任式が予定されている。株式市場の連鎖安が落ち着きを取り戻せるのか、注目の一日となりそうだ。ドル円は株式の大幅安の割りには102円台で底堅く推移している。ただ、101.70-80レベルを割り込むとストップ観測もあるようで、同水準での値動きには注意が必要に。