【ここからの見通し】 FOMC後の相場見通しはまちまち 様子見ムード強い

2014年01月29日 16:04

朝方にトルコ中銀は利上げを決定、主要政策金利を倍以上にしたことでサプライズとなった。また、インフレ上昇と通貨安を抑制する強い意志を示したことから過度な新興国懸念は後退し、市場はリスクオンとなった。ドル円は103.50の厚い売り注文に上昇を阻まれたが、堅調に推移し、日経平均株価は400円超の上昇となった。ただし、今晩のFOMC結果発表を控えて一方的な展開にはなりにくい。徐々に様子見ムードは強まっていきそうだ。
 
今回のFOMCでは前回に続き、資産購入枠の追加縮小が決定される見通し。前回は月額100億ドルの縮小を決めたが、今回も含めて今後の会合ごとに100億ドルづつ縮小されていくと市場は見ている。あらかた市場は織り込んできていたが、今回の新興国懸念で相場が荒れたこともあり警戒感が強まっている。昨日より米長期金利は上昇、ドル買いが目立ち始めているが、まだ積極的にはなっていない。米株価動向に不透明感があるからだ。最近は値動きが軽いこともあり、今晩も荒れた展開が予想される。