【ここからの見通し】 英欧中銀のイベント、発表後の値動きに注意
2014年02月06日 16:11
きょうの注目イベントは英欧中銀の金融政策発表。ともに政策金利の据え置きが市場の大方の予想。そのなかで、英中銀はフォワードガイダンス強化への思惑、ECBは利下げ、マイナス預金金利、国債オペの非不胎化など追加緩和への思惑が見え隠れしている。いずれも事前のムードに影響を与えており、ポンドもユーロも売りポジションが蓄積している可能性がある。なんらかの政策変更があればサプライズとなるが、仮に特段の政策変更がなくても、ポジション巻き返しとなる可能性があり、注意が必要。さらに、ドラギECB総裁の会見が予定されており、一言一句に神経質な相場となりそうだ。両イベントが無風で通過しても、米新規失業保険申請件数と米貿易収支の発表が予定されており、こちらが材料視される可能性もある。直近の米経済指標は、まちまち。ISM製造業が弱かったが、ISM非製造業は力強い結果。米雇用統計を明日に控えて、市場のムードは不安定だ。