【ここからの見通し】 米景気先行き不透明感からリスク回避

2014年02月14日 16:05

昨日は米小売売上高が弱い内容だったものの、市場は寒波の影響と捉え特に悪材料視されず米株は上昇、一時円買いが入ったものの、株価の上昇とともに円は売られた。ただし、東京市場に入ると、ネット販売も弱く実質的に米経済は減速しているのではとの指摘もあり、先日の米雇用統計での雇用者数の鈍化も加わり、先行きに不透明感が漂い始めている。日経平均株価は2営業日続落でドル円は101.57近辺と1週間ぶり安値を一時付けた。中国の消費者物価指数が予想を上回り中国経済への期待が出てアジア株は上昇しており、欧米株も好感する可能性はあるが、週末ともあって手じまい売りが入り、ドル円やクロス円の重しとなる場面もありそうだ。今晩はこの後、ドイツやユーロ圏の第4四半期GDPや米輸入物価指数、米鉱工業生産にミシガン大学の消費者信頼感指数と続く。