【ここからの見通し】 リスク回避は落ち着いたがECB理事会が波乱材料に
2014年03月06日 16:14
ドル円やクロス円が底堅く推移しており、リスク回避の動きは落ち着いている。東京株式市場では日経平均が3日続伸、ウクライナの緊張を受けた下落を戻している。そのウクライナ情勢も小康状態となっている。アジア株も全般に堅調。このあとはECB理事会が注目される。大方の見方は政策金利の据え置きだが、一部には小幅利下げを予想する向きがある。また、追加緩和策としては、債券購入策の非不胎化・マイナス預金金利、新規の債券購入策などの可能性が取り沙汰されている。ウクライナ支援についてのドラギECB総裁の発言もありそうだ。それぞれの措置や発言に市場は神経質に反応しそうで、注意が必要だ。
