【トレードイメージ】ドル/円 再び200日線の攻防、クロス円の動向に注意
2014年05月20日 19:34
ドル円は昨日、強弱の重要な節目200日移動平均線を試した。101.20円台で推移する同線を下回り、2月5日以来の安値101.10円まで一時下落している。しかしいったん下げ渋り、前週末終値と一致する101.50円で昨日NY市場を引けた。
本日の東京タイムは、日経平均株価の底堅い動きとともに101.60円まで戻りを試したものの失速。オセアニア通貨やユーロでクロス円の下落が進むと、ドル円も一時101.25円と、再び200日線水準での攻防となった。今夜は動意につながりそうな経済指標の発表はないが、欧州高官などの発言が予定されている。ユーロ円が下落すれば、ドル円にとっても重しとなりそう。
・想定レンジ上限
朝方からのレンジ上限101.60円前後に推移する5日移動平均線が重し。その上には日足一目均衡表・転換線が101.73円まで低下してきており、これも目先の抵抗。さらに同・基準線が102.06円に控えており、同水準に21日線も位置している。
・想定レンジ下限
200日移動平均線101.25円水準での攻防。いったん回復した同線を、再び下回った際に、昨日安値101.10円が下げ止まりの水準となるか注目。下抜ければ戻りの鈍さの確認となり、100円の節目をブレイクしにいくことになりそう。100.76円には2月4日安値が次のメドとして控えている。